住みながら家を売りたいなら絶対にやっておくべき事リスト 2025年版
住み替えなどで住宅やマンションを売却するとなったとき、お部屋は空室にしなければならないのでしょうか?
いいえ、そんなことはありません。
住みながらにして売却可能です。
「でも住みながら売却って難しそうだし。。。」
「住みながら売却すると売れにくそう。。。」
いろいろな不安があると思いますが今回は
「住みながら物件売却」するポイントを
売主目線からしっかりとお伝えしていきます。
ちょっとした工夫で内覧者へ与える印象を2割3割増しにすることも可能ですよ。
メリット・デメリットは?
住みながら物件を売却する際の最大のメリットは
引き渡し直前まで同じ環境で暮らすことが出来、
引越しの手間・費用の負担が一回ですむ点でしょう。
新居にすぐに引越し出来れば良いですが、
新居の引き渡しまでの期間が長い場合などは
空室状態で売ろうと思うと一時的に賃貸をしなくてはいけません。
敷金・礼金・仲介手数料・引越料etc
賃料半年くらいは覚悟しなくてはなりません。。。
反対に住みながら売却するということは、内覧の際
家財などを置いたまま見ていただく
ということになります。
これがストレスになる売主の方もいます。
しかし、家財が置いてあるということは
内覧者の方も生活がイメージしやすく、
メリットになるケースもあるということを心得ておきましょう。
メリット
・引き渡し日直前まで同じ環境で暮らせる
・費用面の節約が可能
・買主に住み心地や近隣状況等、物件のプラスポイントを直接アピール出来る
デメリット
・買主の内覧に予定を合わせて立ち合わなければならない
・現在自分が生活している環境を見せることがストレスになる場合がある
0.事前準備を十分に行う
ここが物件内覧~物件売却につなげる、超主要部分です。
住みながら売却するのは空き物件を売却するよりも見落としがちな部分が出てきやすいのでしっかりチェックしましょう。
実は物件売却においてほとんどの物件は短期勝負だと思います。
我々の経験上でも一部例外を除いて物件への問合せ、成約率は約3ヶ月を境にして大きな差がでてくると感じています。
また「住みながら物件売却」に関しては売主への心理的ストレスもかなりかかってくるものです。
短期で売却することにより、ストレスを感じる機会を減らすことにもつながります。
しっかりとした準備で内覧者がひとめぼれしてくれる空間を目指しましょう。
1.不動産担当者との必要書類の準備・内覧対応可能日時の確認をしておきましょう!
図面や仕様書、マンションの場合は管理規約等いずれ必要になるものの準備は早めにしておきましょう。
内覧に関しては「住みながら物件売却」する場合は大変です。
空き物件のように不動産の担当者にお任せするわけにはいかないからです。
誰だって自分の部屋を不在中に他人が好き勝手見ることの出来る状況にはおかれたくないでしょうからね。
とにかく内覧が可能な日時はしっかり不動産担当者に把握してもらいましょう。
2.物件内部の状態を見直しましょう!
物を減らしましょう!
内覧者に良い物件だと思わせられなければ物件は売れません、当然ですね。
では実際に何をすれば良いのでしょうか?
てっとりばやいのは「とにかく物を減らす」ことです。
物を減らすことによって得られるメリットは
①空間が広く感じられる
②生活感が程よくなり清潔感が出る場合が多い
①に関して、デメリットになる事はまず無いです。
②に関して、実は内覧をする際は程よく生活感がある方が内覧者が生活をイメージしやすく良い印象を与える事が多いのです。
弊社でも空き物件を内覧して頂く際には、あえてテーブルや椅子などを搬入して飾り付ける「ホームステージング」をやらせて頂くことが多々あります。
しかし現在生活をしている物件となれば、直近の生活に必要のない飾り物・季節外の洋服・日頃使う事のない収納BOX等が多くあるはずです。そういった物を物件内から取り除くことが「住みながら物件売却」を成功させる大きな一歩なのです。
ご自身が物件を内覧するつもりで想像してみてください。物が多いとごちゃごちゃして見え、うっすら埃をかぶっている。そんな状態ではあるだけでマイナス効果です。
「こんな所で生活したくないな。。」
そう思われたらそこで購入の芽が無くなったも同然なのです。
そういった不要なものを取り除き、テーブルや椅子など生活の主要家具を残してあげると、、部屋自体はスッキリした上で家具の配置や向きなど内覧者に自身が生活するイメージを抱いてもらうことが出来るのです。
ワンポイント!
玄関・廊下が最重要です。
人間は第一印象というものが記憶に残りやすいです。
内覧に来た際の一番最初に目に入る、玄関・廊下はなるべくものを置かず清潔にしておきましょう!ちょっとの事ですがもたらす影響は意外と大きいものですよ。

ワンポイント!
既に新居を使えたり、実家が近くにある、という人は良いでしょう。
しかし、不必要なものを撤去するのは良いけど置くところなんてないよ!
という方はトランクルームという選択肢があります。
近年では1ヶ月単位で借りられるトランクルームも出てきてこういった場合の
使い勝手には最適です。

綺麗にしましょう!
当たり前の事ですが内覧前には掃除をしっかりとしておきましょう。
不要物をどかした床下、普段の使用頻度が高くないベランダや物置も見落としがちなので注意が必要です。
中でもとっても気を使って欲しい部分があります。
それは水回りです。
下記のグラフはユーザーが重視するポイント項目です。

出典:不動産情報サイト利用者意識アンケート
ユーザーが最も注目しているのはリビング、続いてキッチン・バス・トイレなどの水回りになります。
水回りは必ずチェックされる箇所だということがわかりますね。
いかに清潔に見せるかが重要なポイントとなります。
ワンポイント!
内覧前の掃除で水回りが重要なのはご理解頂けたと思いますが、水回りは普段の生活でも汚れやすい、傷みやすい部分でもあります。
ご自身であまり綺麗に見せられないな、といった場合は業者さんに掃除してもらったり、装飾をしてみたり、はたまた部品を取り換えてみたり。といった工夫も出来ます。是非、力を入れて欲しい部分になります。
ニオイに気を付けましょう!
皆さんも感じる事があるかと思います。
他人の家に入った時のニオイの印象って結構強く残っていませんか?
もちろん無臭なら残らないでしょうし、心地よい香りなら良いイメージとして残るでしょう。
しかし悪臭、不快に感じるニオイだと嫌~なイメージとして頭に強く残ってしまいます。
内覧準備の際にエアコンはカビくさくないかチェックし、さきほども説明しました第一印象として大事な玄関には芳香剤や消臭剤にて対策をしてください。
玄関は自然に人が心地よいと感じるニオイを発する事はありえません、それどころか無臭状態ですら何も対策をしないと難しいものでしょう。
玄関でのニオイ対策は必須です、必ず行うようにしましょう!
ワンポイント!
ペットを飼っている場合はさらに配慮が必要です。
当然動物の毛や汚れは掃除が必要ですが、問題はやはりニオイです。
普段からペットと暮らしている方はニオイに鈍感になりがちです。
消臭剤や芳香剤で内覧者に不快な印象を持たれない工夫が必要です。
動物のニオイは室内のクロス等に染みこんでしまっているケースもあります。
そういった場合は物件購入時にも値下げの交渉をされるのが目に見えています。
内覧する前にクロスを張り替えてしまうのも一つの方法です。
内覧時においてはペットをゲージにいれておく、散歩に連れ出す、預かっておいてもらう。
といった事も必要不可欠な作業になるでしょう。

ワンポイント!
ある程度、ものを減らしたり掃除したりしてこれで大丈夫だと思うんだけど。。。
やっぱり普段から生活していると慣れは出てきますし、やり残した部分があるのでは、と心配になりますよね。
そういった時は本番前に友人や知人に仮想内覧してもらうのも一つの方法です。
外部の人間だからこそ感じるポイントがみつかるかも知れません。
3.出来るだけ内覧希望には応じましょう!
「日当たりや騒音の違いを確認したいので時間帯を変えて再度訪問したい」「購入後はリフォーム予定なので業者を同行させたい」売主にとっては正直なところ面倒、という気持ちになるのも良く分かります。
しかしこういった要望には出来るだけ応じるのをオススメします!
そもそも居住中の物件を内覧する方は空き物件を内覧する場合よりも熱いお客さんであることが多いのです。
居住中物件の内覧は売主にだけストレスなわけではありません、居住者と直接顔を合わせる分、内覧者も少なからず心意的ストレスは感じるものです。
それでも内覧する、さらには上記のような要望を伝える。というのは物件購入を真剣に検討しているとっても見込みのあるお客さんなのです。
4.内覧当日
空気の入替え、温度調整を行います!
春・秋シーズンは出来れば内覧中も窓は開けたままにしておくと良いでしょう。夏・冬シーズンはそれでは厳しいものがあると思いますので直前までは換気をし、内覧中はエアコンを使い適温に調整するのが良いでしょう。

電気はしっかり点灯させて!
お部屋は明るいイメージの方が良いイメージを与えます。
内覧が日中の明るい時間帯に行うとしても室内の電気は全て点灯させておきましょう。
LEDであれば問題はありませんが普通の電球の場合には例え電球が切れていなくても明るさが落ちてきていたら交換しておくことをオススメします。
スリッパも準備しておくと◎
細かい事ですがスリッパの準備も忘れないようにしましょう。
普段の生活でスリッパをはく方、はかない方それぞれいらっしゃいます。
スリッパをはく習慣の方がスリッパの準備がされていないと不快に感じる
でしょう。逆に普段はかない習慣の方はスリッパが準備されているからといって不快にはならないでしょう。もちろん例外はあるでしょうが、、
だったら少しでも多くの方が不快に感じないような選択をした方が良いで
すよね。

実際に住んでいるあなたからの「見えない情報」を教えてあげましょう。
内覧者には内覧だけでは分からない情報を提供してあげると良いでしょう。
例えば「ご近所情報」です。近隣の騒音や人となり、区内の学校内の様子などです。これらは同じように付近に住んでいない限り不動産会社の担当者にもわからないことです。
そういう情報の中でポジティブな情報ならば内覧者にアピール出来る絶好のチャンスになります。
ワンポイント
内覧者と話をしている中で売却の理由を聞かれる機会もあると思います。
「不便だから」とか「狭くなってきたから」といったネガティブな理由
は避けるようにしましょう。
「環境を変えてみたい」とか「出産で家族が増えるため」などポジティブな理由で回答するようしましょう!
5.内覧後
内覧の後、購入申し込みに至らなかった場合は必ず理由が存在しているので不動産担当者から内覧者に出来るだけ具体的に理由を聞いてもらいましょう。
次回の内覧には可能な改善点は改善して望めます。
まとめ
ここまで読んで頂きましてありがとうございます。
住みながら売却をしようとすると空き物件を売却するよりも気を使わなければいけないこと、準備しなければいけないことが多いと感じて頂けたかと思います。
ですが、これらをすべてお客様がしなければいけないということはないのです。
これまで書かせて頂いたことやお客様の物件に合った「こうしたら良いのでは?」を
私たちも一緒に考えさせて頂きます。
家の売却が成功するかの8割は不動産会社で決まるともいわれております。
「住みながら売却したいな、、、」
と感じたら、是非一度弊社にお問合せください。
まずは、じっくり相談することからからはじめましょう!